急性脳症の症状や治療

急性脳症とは

急性脳症は細菌やウイルスの感染中毒その他のいろいろな原因で脳がむくみ、突然、意識障害やけいれんをおこす病気です。原因がわからないこともあります。

 

急性脳症の原因は脳のエネルギー不足、代謝物質増加(先天代謝異常症、肝不全、腎不全、膵炎、糖尿病、中毒)、神経伝達抑制(電解質異常、中毒)、その他(ライ症候群、ウイルス感染に伴う急性脳症)など、原因はさまざまです。

急性脳症の症状

急性脳症では、発熱をともなうことが多く、下痢や嘔吐がおこることもあります。 意識障害やけいれんが治まりにくい傾向があって、後に重症のけいれんや精神運動障害などの後遺症を残すケースがしばしばです。

 

ライ症候群も、この急性脳症の一つです。 急性脳症は血液、髄液、脳波の検査や、CT、MRIなどの画像診断で診断します。

急性脳症の治療

全身のけいれんや意識障害に対しては、けいれんを止め、脳を保護する治療(抗けいれん薬や脳のむくみをとる薬、酸素吸入など)を行ないます。

 

急性脳症の症状が落ちついたら、後遺症に対する治療(機能訓練、抗けいれん薬の使用、知的障害に対する教育上の配慮など)を行ないます。障害が強ければ、専門の施設への通院が必要になることもあります。

 

入院の場合は全身管理をしながら抗けいれん薬を使用し、原因疾患の治療と脳浮腫の治療を行います。急性脳症の予後は原因によって異なりますが、一般に意識障害やけいれんが長引くほど神経後遺症のリスクが高くなります。