外耳炎の原因や症状、治療

外耳炎の原因

外耳炎の原因でもっとも多いのは、外耳道におできができて、耳の穴がはれてふさがり、激しく痛む耳せつです。外耳道を強くかき過ぎて皮膚を傷つけるとか、中耳炎の耳だれの刺激で起こることが多いのです。

 

分かりやすくて参考になるおススメの本(楽天) → 型抜き絵本 中耳炎

外耳炎の症状

外耳炎のおもな症状は痛みです。患部が激しく痛み、患部の側の頭や歯に痛みが伝わり、後頭部まで痛くなることがあります。

 

炎症が強くなるにつれて、眠れないほど痛み、あごを動かしても痛いので、話を避け、食事もとらなくなります。耳たぶをひっぱったり、耳の穴のまわりを押すと激しく痛みます。

 

はれがひどくて、外耳道をふさいでしまうようになると、聞こえがわるくなり、耳鳴りが起こります。ときには、さむけ、ふるえがきて熱の出ることもあります。

 

また耳のまわりのリンパ節がはれて、押すと痛むこともあります。外耳炎は四−五日で、自然に破れてうみが出るのがふつうで、こうなると痛みもとれてきます。

外耳炎の治療

外耳道を清潔にし、耳のまわりを湿布して冷やし、鎮痛薬を飲んで安静にしていると外耳炎の痛みは楽になります。早めに抗生物質を服用するとよく効きます。

 

飲酒、入浴は避けます。 外耳炎ではうみがなかなか出ないときもあり、このときは切開も必要となりますので、医師の手当てを早めに受けることが大切です。 

 

うみが出はじめたら清潔な綿棒できれいに拭き、そして抗生物質の入った軟膏を塗っておきます。うみをそのままにしておくと、新しいおできができたり、湿疹を起こしたりして長く苦しむことになります。

 

外耳炎はふつう1週問か10日ぐらいで治りますが、糖尿病患者や消耗性疾患(がんのように全身の強い消耗を伴う慢性疾患)の患者などでは、次々におできができることがあり、また炎症がなかに進んでいろいろな神経をおかして、死ぬこともあります。

 

これを悪性外耳炎といいます。悪性外耳炎は長期にわたる激しい痛みや多量の耳だれがありますので、このようなときは注意してください。

 

分かりやすくて参考になるおススメの本(楽天) → 型抜き絵本 中耳炎