聴神経腫瘍の原因や症状、治療

聴神経腫瘍とは

内耳道や小脳の橋角部という部位に生じる良性腫瘍(神経鞘腫、神経線維腫)で、難聴になるのが聴神経腫瘍です。 

 

聴神経腫瘍の発症は、50歳代が中心です。 症状は、片側におこる難聴や耳鳴りが徐々に進行し、めまいをともなうことも多くあります。 

 

腫瘍が大きくなると、顔面神経まひ、三叉神経のまひや痛みが現われ、さらに脳圧亢進がおこりますが、画像診断の発達によって、早期に発見されるケースが多くなっています。

 

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聴神経腫瘍の原因

聴神経腫瘍の原因は不明ですが、まれに両側に腫瘍が発生することがあり、これはニューロファイブロマトーシスUといい、遺伝子の異常にともなっておこることがわかってきました。

聴神経腫瘍の検査

いろいろな聴力検査が行なわれ、内耳性、後迷洛性の混合した感音難聴を示し平衡機能検査でも異常がみられることがあります。

 

X線撮影、CT、MRIなどの画趣診断も行なわれ、とくにMRIが聴神経腫瘍の早期診断に威力を発揮します。

聴神経腫瘍の治療

手術をして、腫瘍を摘出するのが原則ですが、腫瘍の大きさ、症状によっては特殊な放射線療法が選択されることもあります。 

 

聴神経腫瘍の症状が軽い場合は、年齢なども考慮して、経過を観察することもあります。

 

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