慢性膀胱炎の症状や原因、治療

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慢性膀胱炎とは

尿路になんらかの別の病気があって膀胱炎が続く状態が慢性膀胱炎で、あまり症状がありません。慢性膀胱炎は尿路の病気すべてが原因となります。

慢性膀胱炎の症状

慢性膀胱炎の症状は、ふだんは下腹部の不快感くらいですが、急に炎症が強くなると、急性膀胱炎と同じような症状がでることもあります。膀胱炎がひどいと尿が濁ります。また、膀胱炎をおこしている病気の症状だけが現われることもあります。

慢性膀胱炎の検査、診断

検査で持続的に細菌尿と膿尿がみられたら、慢性膀胱炎と診断されます。しかし、慢性膀胱炎の原因になっている病気の診断がたいせつです。 問診・診察、排泄性賢孟造影・膀胱造影・尿道造影などのX線検査、あるいは膀胱鏡検査などによって、原因となっている病気をさがします。 慢性膀胱炎をおこしている細菌も多様なので、尿中の細菌を培養して原因菌を決定することも重要です。

慢性膀胱炎の治療

尿中の最近の培養で慢性膀胱炎の原因菌がわかったら、その細菌に対して効果の強い抗菌剤を服用します。慢性膀胱炎の原因となっている病気を治療しないと再発するので、その病気の治療がたいせつです。

結核性膀胱炎

通常は、肺結核の病巣から結核菌が血管を通じて腎臓に感染し、尿の流れに沿って、尿管、膀胱へと感染してくる病気です。 慢性膀胱炎の症状がみられますが、尿中の菌を培養すると、ふつう膀胱炎をおこす細菌ではなく、結核菌があることから診断がつきます。現在でも、ときどきみられる病気です。

放射線膀胱炎

下腹部に放射線治療を受けた場合におこることがある膀胱炎で、放射線を受けてから10年以上過ぎて発症することもあります。

間質性膀胱炎

原因がはっきりしない膀胱炎で、アレルギーがかかわっていると考えられていますが、治りにくい病気です。