慢性肝炎の症状や原因、治療

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慢性肝炎とは

六か月以上肝細胞の破壊が持続する病気が慢性肝炎です。ぼとんどの場合は、肝炎ウイルスが原因で、肝臓の細胞に何十年にもわたってウイルス感染が持続しておこります(持続感染)。

 

慢性肝炎の代表的なものがB型慢性肝炎とC型慢性肝炎です。それぞれB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスの持続感染でおこります。 

 

慢性肝炎の多くはほとんど症状がありません。長年経過すると全身倦怠感、易疲労感(疲れやすい)などの症状がでることもありますが、多くの場合、血液検査を行なって、GOTやGPTの値が上昇して初めて気づきます。

 

■B型慢性肝炎

 B型肝炎ウイルスの持続感染のほとんどは、2〜3歳までの乳幼児期にHBe抗原陽性の母親から感染を受けています。

 

この時期には免疫力が十分に備わっていないためウイルスを排除する力がないのです。 母子感染によるキャリアは、無症候性キャリアとして数十年経過するうちに、徐々に肝細胞が破壊され、B型慢性肝炎となります。

 

成人になってからB型肝炎ウイルスに感染した場合は、免疫力が十分にあることが多いので、通常は急性肝炎をおこして、2〜3か月で治ってしまいます。 

 

ただし、抗がん剤や免疫抑制剤などを使っていて免疫力が低下している場合は、成人でも慢性肝炎のキャリアになることがあります。 

 

最近、B型肝炎ウイルスの研究が進み、HBe抗体ができても肝炎が持続するタイプの人のB型肝炎ウイルスを調べると、ウイルスの遺伝子の特定の部分に変異があることがわかりました。また、HBs抗原が陰性でも、HBc抗体だけ高値を示す人では、慢性肝炎をおこすこともわかってきました。 

 

したがって、B型慢性肝炎は、B型肝炎ウイルスマーカーが陽性で、持続的にGOT、GPTが異常値をとる状態と考えればよいかもしれません。

 

 B型肝炎ウイルスのキャリアの約一〇%は、慢性肝炎が長年続いた後、肝硬変に進む危険性があります。

 

■C型慢性肝炎

 C型肝炎ウイルスの遺伝子のうち、ウイルスの表面たんぱくをつくる部分が変異しやすいことがわかってきました。

 

インフルエンザウイルスと同じように、ウイルスの性質が次々と変わってしまうため、ウイルスを殺す抗体がなかなかできない状態になっています。 

 

この性質によって、C型肝炎ウイルスは肝臓に持続感染状態を生じさせ、持続的に肝細胞を破壊し、慢性肝炎をおこすのです。 C型肝炎ウイルスの母子感染はそれほど多くありません。

 

しかし、B型肝炎と同様に、無症候性キャリアの人もいます。 C型慢性肝炎になると、多くはGOT、GPTが異常値を示し、高値になったままで経過する場合に、治療しないでいると、肝硬変に進む危険性があります。

慢性肝炎の検査と診断

慢性肝炎は、多くの場合、無症状です。そのため肝細胞の破壊がどの程度進行しているかを調べるため、月一回、定期的に血液検査(肝機能検査)を受ける必要があります。 

 

ウイルスマーカーが陽性で、六か月以上GOT、GPT値が正常値以上の値を示せば、まず慢性肝炎と考えられます。最終的には肝臓から耳かき一杯程度の組織を採取して、顕微鏡で調べる病理検査を行ない、慢性肝炎の程度(初期の状態か肝硬変に近い状態か)を調べます。

慢性肝炎の治療

治療については肝臓専門医に相談する必要があります。定期的に肝機能検査を受けて、肝硬変に進む可能性のある場合は特別な治療が行なわれます。

 

●B型慢性肝炎の治療

 ウイルス感染によっておこる病気ですから、最良の治療はウイルスを排除することです。その一つに、抗ウイルス剤であるインターーフェロンを筋肉注射あるいは静脈注射する方法があります。

 

欧米では長期間実施することができますが、日本では保険診療でインターフェロンの連続使用が一か月しか認められておらず、現在のところ、この方法でB型肝炎ウイルスを完全に排除すること、すなわち、HBs抗原が陰性化することはほとんどできません。

 

しかし、ウイルスの増殖が抑えられ、HBe抗原からHBe抗体へのセロコンバ犬ンョン(陽性化)を生ずることはあります。それによって肝炎を鎖静化できます。 

 

インターフェロン治療を行なうと、約20〜30%の人がセロコンバージョンをおこしますが、通常はセロコンバージョンがおこる前に一過性にGOT、GPT値が急激に上昇します。これは、肝細胞中に潜むウイルスを排除するために、感染した肝細胞が破壊されるからと考えられています。

 

このとき、劇症化(急激に肝細胞が大量に破壊される)しないようにするため、入院治療が必要になることもあります。 B型慢性肝炎の場合、肝細胞の破壊はウイルス自体によっておこるのではなく、感染した人の白血球の一種であるリンパ球が、ウイルスを殺そうとして、一緒に肝細胞も壊しているという証拠があります。

 

したがって、リンパ球の免疫反応がおこらなければ、肝細胞の破壊もおこらなくなります。ところが、免疫抑制剤で免疫反応を止めてしまっても、肝細胞の破壊は抑えられません。