慢性気管支炎の原因や症状、治療

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慢性気管支炎とは

慢性気管支炎は、原因不明のせきとたんの症状が長く続く状態に対する病名です。肺結核や気管支拡張症によるなど、原因が明らかな病気の場合は、慢性気管支炎とは呼びません。

 

 健康な人の気管支内をおおう粘膜には杯細胞という細胞があり、気管支腺という分泌腺が開口していて、空気とともに入ってくる異物から呼吸器を守るために、粘液や分泌物を送り出しています。

 

これが異物をとらえて、のどのほうに押し出されたものがたんです。 しかし、長い間たばこを吸っていると、杯細胞や気管支腺が増加して、そこからの分泌物がたまってできる、たんも増えるようになるのです。 

 

こうした症状がみられる慢性気管支炎は、ぱとんどの場合、肺気腫という病気をともなうので、まとめて慢性閉塞性肺疾患(COPD)という診断名が使われます。 

 

この場合、せきやたんという症状や慢性気管支炎という病気のようすは、肺の機能障害とはあまり関係がなく、むしろ病気としては、肺気腫のほうが問題になることが多いのです。

慢性気管支炎の原因

慢性気管支炎は、長期の喫煙がもっとも重要な原因と考えられています。 喫煙による慢性的な刺激が、気管支の部分に慢性気管支炎の病変を、肺胞の部分に肺気腫の病変を、別々にひきおこすと考えられています。

 

日本では、蓄膿症(副鼻腔炎)が原因とみられる、せきとたんを示す患者さんが比較的多いようです。欧米では、副鼻腔炎による、せきとたんを示す患者さんを別の病気と診断するのに対し、日本では、これも含めて慢性気管支炎という診断名を使う医師もいます。

慢性気管支炎の症状、診断

少なくとも、一年のうち三か月以上せきとたんが持続し、それが二年以上続き、ほかの明らかな病気がなければ、慢性気管支炎と診断されます。 

 

慢性気管支炎という診断名が安易に使われているという批判が多くあります。実際、専門的な検査を受ければ、ちがった診断名がつくこともまれではありません。 

 

たとえば、呼吸器の病気のなかで、せきとたんが長期間続くものには、びまん性汎細気管支炎や気管支拡張症があります。そして、この二つの病気は、ほとんどの場合、慢性副鼻腔炎をともなっています。 

 

これらの呼吸器の病気がなく、慢性副鼻腔炎だけの場合も、せきやたんが続くことがあります。鼻の症状がほとんどなくても、慢性副鼻腔炎がある場合がありますので、耳鼻科を受診することをお勧めします。 

 

気管支せんやくも、せきやたんが長期間続く原因となることがあります。ぜんそくといえば、息苦しい発作やゼイゼイまたはヒューヒューといった音がでる(喘鳴)などの症状があるのが一般的です。 しかし、このようなぜんそくに典型的な症状をほとんど示さず、せきやたんだけを症状とする気管支ぜんそくがあることもわかっています。 

 

その場合、ぜんそくと診断することはむずかしく、薬剤を吸入して気管支が収縮しやすいかどうかを測定する気道反応性検査や、たんの中に好酸球という細胞が増加しているかどうかをみるたん検査など、専門的な検査が必要になります。 

 

医学的に正確な診断としての(狭い意味の)慢性気管支炎は、多くの場合に肺気腫をともない、からだを動かす(労作時)と息切れを自覚します。 

 

この場合、肺機能の検査をすると、最初の一秒間にはき出す(呼出する)ことができる息の量が減っており、これを閉塞性肺機能障害と呼びます。 

 

これはたばこが原因でおこるため、もし、たばこを吸った経験がないのに慢性気管支炎と診断されたら、前述したような別の原因によって、慢性気管支炎の症状が現われたものと考えてみる必要があります。 

 

たばこについては、現在、喫煙しているかどうかより、以前にどれだけの量を喫煙したかのばうが重要です。 たばこによる慢性気管支炎のなかには、肺機能検査が正常で、肺気腫をともなわない場合がまれにあります。

 

この場合、せきとたんという症状だけで、ほかの異常がまったくないわけで、通常は病気には含めていません。

慢性気管支炎の治療

○基本は禁煙プラス薬物療法

 

たばこが原因である慢性気管支炎を治療するには、禁煙がもっとも重要です。 しかし、禁煙しても、かなり長期間せきやたんの症状が続くことがあり、禁煙の効果は年の単位で考える必要があります。 

 

からだを動かすと息切れを自覚する場合は、気管支拡張薬と呼ばれる吸入薬がもっとも有効です。多くの内服薬の効果はかぎられています。 

 

慢性副鼻腔炎に関連したせきやたんについては、副鼻腔炎に対する治療が必要です。 また、びまん性汎細気管支炎や気管支拡張症には、エリスロマイシンという薬を数年間服用し続けると効果があります。 

 

気管支ぜんそくによるせきやたんには、吸入ステロイド薬によるぜんそく治療が劇的な効果を現わします。また、安静にしていても慢性気管支炎はよくなりません。毎日の散歩など、生活に積極的に運動を取り入れてください。 

 

また、発熱など、かぜ症候群の症状があるときは、早く受診することが必要です。 予防としては、禁煙がもっとも重要です。